エマニュエル・パユ フルート・リサイタル

当代随一のフルーティスト、エマニュエル・パユが「歌手」に大変身?! 《椿姫》《魔笛》《カルメン》といった、誰でも一度は耳にしたことのあるオペラの名曲の数々を、“キング・オブ・フルート”が華麗に「歌う」。

エマニュエル・パユ (C)EMI Classics

 エマニュエル・パユは、いまさら紹介するまでもないのでは? と思えるほど、クラシック音楽ファンのみならず、幅広くその名を知られる、フルート界の帝王だ。
 世界最高のオーケストラのひとつであるベルリン・フィルの首席フルーティストとしての活動に留まらず、協奏曲のソリストとして、また、室内楽のメンバーとして、そして、ソロのリサイタルと、多彩な活動を繰り広げている。
 ここ数年は毎年かかさず来日し、私たちにフルートの奏でる音楽の楽しさと美しさをたっぷりと味わわせてくれている彼が、これまでとはまたひと味違うフルートの魅惑の世界へと私たちを誘う。
 
[華麗なるオペラ・ファンタジー]と銘打たれた今回のリサイタルは、昨年リリースしたCD『ファンタジー~オペラ座の夜』収録の作品を中心に、華麗なるオペラの世界をフルートで表現する一夜。
 オペラのなかで実際に演奏される超絶技巧を駆使するフルートのパッセージのみならず、名アリアの数々を「歌手」になりきって、いや、時に歌手以上の多彩な表情で、オペラの登場人物たちの切々とした悲しみや溢れる楽しさを、華麗な音色で、「歌い」、「描く」。
 CDの演奏を聴いているだけで、まるで本当にオペラを観ているような錯覚に陥り、目の前にオペラの舞台が浮かんでくるから不思議だ。これぞ、まさに「ファンタジー」! それが今回は生の演奏で、しかも、ひとつのオペラではなく、いくつものオペラを一夜にして楽しめる。モーツァルトの《魔笛》やビゼーの《カルメン》からのヴァリエーション、そしてヴェルディの《椿姫》の名アリアの数々など、そのオペラの「いいとこ取り」だから、なんとも贅沢だ。
 幼少期からオペラに夢中で「《魔笛》や《カルメン》《椿姫》など、今でも忘れられない」というほど、パユにとってオペラはとても身近で大切なものだという。そんな彼が満を持して披露するオペラの世界。きっと誰もが、彼の「魔法」にかけられてしまうことだろう。
(文:唯野正彦)

*この記事は、株式会社エンタテインメントプラスの許諾のもとe+CLASISIXから転載したものです

【CD情報】
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番 / 管弦楽組曲第2番 他(TOCE-55208)
演奏: パユ(エマニュエル), クスマウル(ライナー), ベルリン・バロック・ゾリステン, ショルンスハイム(クリスティーネ), ファウスト(ゲオルク)

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