ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場が、3年ぶりに帰ってくる。しかも今度は、「9日間に8公演!」、その中身は、オペラ《影のない女》《トゥーランドット》、そして、コンサート形式とはいえ、ベルリオーズ《トロイアの人々》(日本初演!)、ワーグナー《パルジファル》から第3幕、このほか、ショスタコーヴィチ交響曲第5番を中心にした「ロシア音楽の夕べ」と、まさに「ゲルギエフ&マリインスキー歌劇場“芸術週間”」に偽りなしだ。
なかでも、ベルリオーズ《トロイアの人々》には注目したい。若干のカットがあるとはいえ、ほぼ全曲演奏は日本初演となる。
2010年3月にはカーネギー・ホールで2夜に渡り全曲をノーカットで演奏し話題をさらったが、マエストロが日本公演での《トロイアの人々》実現を熱望したとあっては、万難を排して聴きに行かねばならないだろう。

ワレリー・ゲルギエフ (C)A.Shapunov
《トロイアの人々》はベルリオーズ畢生の大作だが、上演が難しく、全世界的にみてもほとんど上演されず、なかなか観たり聴いたりすることのできないオペラだ。
将軍エネにセミシュクール(なんと!彼は次の日にパルジファルも歌う)、預言者カサンドルにフドレイ(彼女は影のない女も歌う)、カルタゴの女王ディドンにセメンチュクと、マリインスキー歌劇場のスター歌手をずらり並べての公演。
今回聞き逃すと、今度いつこれを聴くことができるのか、まったくわからない。マエストロ・ゲルギエフからの最高のプレゼントとなるであろう今回の公演、このチャンスを逃してはならない。
【参考】
●トロイアの人々」聴きどころ[マリインスキー・オペラ]
〜文:林田直樹(音楽ジャーナリスト)
●《トロイアの人びと》作曲の経緯と上演史、そして日本のベルリオーズ受容における日本初演の意義について
〜森 佳子(音楽学)
●大傑作、ベルリオーズ《トロイアの人々》日本初演に寄せて[マリインスキー・オペラ]
〜小林伸太郎(音楽ジャーナリスト、在ニューヨーク)
【公演日程】
2011年2月12日(土) 16:00 東京文化会館 「影のない女」
2011年2月13日(日) 14:00 東京文化会館 「影のない女」
2011年2月14日(月) 18:30 サントリーホール 「トロイアの人々」日本初演!
2011年2月15日(火) 19:00 サントリーホール 「ワーグナーの夕べ」
2011年2月16日(水) 19:00 横浜みなとみらいホール 「ロシア音楽の夕べ」
2011年2月18日(金) 18:30 NHKホール 「トゥーランドット」
2011年2月19日(土) 14:00 NHKホール 「トゥーランドット」
2011年2月20日(日) 14:00 NHKホール 「トゥーランドット」

《影のない女》 (c)N.Razina

《トゥーランドット》 (c)N.Razina
詳細は、公式ページで
管理人様
突然の書き込み失礼します。
「星々の音楽隊」と申します。
私たちはクラシックのプロアーティストが中心になり
「”Keep our Hope Alive!!” by 星々の音楽隊」として
東日本大震災で被災された方々の為の
第二回チャリティーコンサートを新宿で開催します。
管理人様もよろしかったら、ぜひお越しください。
ロシア国立マリインスキー劇場の専属研修生だった
ソプラノ歌手中村初惠も出演いたします。
日時: 2011年5月3日(火,祝) PM14:00~16:15
場所: 新宿文化センター小ホール
入場料: 無料(事前予約不要,お子様も歓迎)
プログラム: (司会:落語家 桂扇生)、日本の歌
オペラ、ミュージカルより
ケーナ&アルパなどの民族楽器の演奏 ほか
詳しくは、
主宰者:Soprano♪中村初惠のHP
http://www.hatsue-music.jp/
か
(有)プラネット・ワイ
TEL 03-5988-9316(平日11~18 時
FAX 03-5988-9319(24 時間受付)
までお問い合わせください。
**** 募金がチャリティーとなります。会場費を除き、全額を寄附いたします。
**** 賛同者の皆さまは出演者・協力者ともに全員がボランティアです。
**** 2011年6月12日(日) PM15:00~に The Artcomplex Center of Tokyo にて第三回チャリティーコンサートを開催します。